病気のこと乳がん胆石鼠径ヘルニア

乳がん

日本の経済は右肩下がりなのに、困ったことに、乳がんの死亡率は右肩上がりに増加中です。欧米はまだまだ日本の数倍の発症率がありますが、乳がん検査の精度向上に伴い、死亡率は現在減少傾向となっており、日本の状況とは逆となっています。発症原因は不詳ですが生活の欧米化に伴う生活習慣(特に脂肪の多い食生活)の変化が乳がん発症に大きく影響していると考えられています。診断はマンモグラフィー、乳腺エコー、穿刺吸引細胞診等を組み合わせて行います(当院にはマンモグラフィー検診に対応する読影医が常駐しております)。治療は手術、放射線照射、内分泌療法、抗ガン剤投与などで総合的に行いますが、病期がVaまでならば手術療法が第一選択とされています。手術は病変の拡がり程度によりますがお乳を残す温存療法をまず考慮します。

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胆石

肝臓で作られる胆汁の成分等を元に、石が胆汁の流れ道にできる病気です。肝臓に石が貯まれば肝内結石とよばれます。肝臓と十二指腸をつなぐ総胆管や肝内胆管に石がたまることも多いですが、ほとんどの場合は胆汁の貯蔵庫である胆嚢に石ができる胆嚢結石です。胆嚢結石の場合、薬物療法で胆嚢の機能改善が期待できない場合は、症状や発ガンの危険性等を考慮し手術療法が選択されます。従来は最初から開腹胆嚢摘出術が施行されましたが、現在は侵襲の少ない(体への負担の小さい)腹腔鏡下胆嚢摘出術を第一選択とします。(当院でも採用しております。胆嚢の状況で開腹術への移行もあります。)
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鼡径ヘルニア

いわゆる脱腸です。患者のほとんどが男性(女性の場合大腿ヘルニアが多く嵌頓しやすい)で鼡径部(股の部分)が特に立ったり、動いたりすることで膨れます。症状は違和感、時に痛みですが圧迫すれば戻り症状も軽快することが多いです。ただし、膨れたまま戻らなくなる場合を嵌頓といいます。その場合、脱出した腸が壊死(血の巡りが悪くなり腐る)になる危険性がありますので、直ちに医療機関を御受診され緊急処置をお受けください。嵌頓の場合、痛みが強い場合が多いですが、必ずしも痛みが伴うとは限りません。治療は手術用の糸を編み込んだ人工補強剤で弛んだ部分を覆うtension-free repair(緊張がかからない補強術)が現在主流で、当院でも患者さんの状態に応じ、局所麻酔、腰椎麻酔、全身麻酔下にて対応しております。

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